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[2343] 今日も銀ぎん!/2015.10.24(土) 14:48

『原曲キーで銀ぎん!』 2015年10月24日(土)

今月は快晴続きで、気持ちがいいですね。
昨年の10月は大荒れの天気が多かったです。
爆弾低気圧で新幹線がストップしたり、
台風で落語会が中止になったりと大変だったことを思い出しました。

こういう気候で、しかも大好きな秋となると、集中力が増し、
朝から家で事務仕事をサクサクこなしました。
我々噺家の事務仕事と言いますと、お客様へのお知らせや、
ホームページの整理などなど。

そして、新しく覚える落語の台本作り。
僕は一言一句、文字に起こしてから覚えるタイプです。
恐らく多くの噺家がそうでしょうが。

ここでは細かいことは書きませんが、
僕のやり方は少々、手間のかかる方法でして、
本当に『覚える』という段階になるまでに時間がかかります。
もっと合理的な方法があるのでしょうが…。
しかしまあ、手間をかけてる時が、実は楽しいのです。

手間をかけることができるというのも、これは元気な証拠。
この調子で、新しいネタを覚えます。
ホントはもっと早くにネタおろしをしないといけなかったのですが…。

10月17日(土)の独演会で、
ショパンの『別れの曲』をピアノ演奏しました。
数か月、落語以上に稽古したんです。

ところがなんと、僕が弾いてたのは、原曲よりも半音上だということが、
10月14日(水)渋谷のライブ『音gui噺』で判明したのです。

ゲストのピアニスト、朴勝哲(パク・スンチョル)さんが、
「ホントは半音下だよ」と言い、即座に弾いてくれたんです。

その演奏する手の動きを見ると、黒鍵をたくさん使ってます。
なるほど、初心者に弾きやすいように、
わざと半音上げて楽譜を作ってくれていたんですね。
さずがヤマハ。

そこで先日から、「原曲の音で演奏しよう」と特訓中です。
これがなかなか難しい。
でも楽しい。

原曲のほうが『物悲しい』感じが強いですね。
それにしても綺麗なメロディーです。

というわけで、ピアノに落語と、忙しいのです。
ピアノが先にくるのが問題ですね。
でも、いいんです。

では、明日も銀ぎん!^^