『武田真一さんに会った!で銀ぎん!』 2021年5月1日(土)
ここに書くのは、なんと、1年4ヶ月ぶり。
ダメですね〜。
久々に書きます。
長いですよ。
昨日、4月30日(金)、NHKラジオ『関西ラジオワイド』に出演しました。
自叙伝『師弟〜笑福亭鶴瓶からもらった言葉〜』のPRです。
番組が終わり、帰ろうとしたら、アンミカさんと偶然バッタリ。
15年くらい前に、私の韓国語落語を聴いてくださり、
それがきっかけで、お知り合いになりました。
そんなにたくさん会っているわけではないですが。
アンミカさんのお隣には、NHKの武田真一アナウンサーのお姿が。
「初めまして。落語家の笑福亭銀瓶と申します」
「どうも、武田です」
「武田さん、佐野元春さんの大ファンなんですよね?」
「そうです」
「僕もなんです」
「そうなんですか!我々世代には、佐野さんの歌はたまらないですよね」
武田アナウンサーが佐野元春さんのファンだということは、
NHKの番組で知った。
武田さんも私と同じ、1967年(昭和42年)生まれ。
自叙伝『師弟〜笑福亭鶴瓶からもらった言葉〜』の執筆中、
学生時代に佐野元春さんの曲に出会った話を書いたんですが、
文字数の関係もあり、カットせざるを得なかったんです。
そこで、ここに掲載します。
偶然、武田アナウンサーと会ったことで、そうしたくなりました。
ちょっと長いですが、ご一読ください。
明石高専に在学中の話です。
↓
1年生の時、もう一つ、大きな、そして、衝撃的な出会いが生まれた。
それは音楽で、1人のソングライターが、私にかけがえのない世界を与えてくれた。
最初は神戸の実家から電車通学していたのだが、1時間半はやはり長いということで、4月の終わりくらいに寮に入った。
同じクラスの仲間も数人いるので、そっちの方がいいかなと判断したのだ。
5月だったか6月だったか、秋の学園祭とは別の、寮生だけの「寮祭」があった。
体育館で軽音楽部のバンド演奏があり、そこに、ゲストとして、明石短期大学の女性だけのバンドが出演していた。
その時、彼女たちが演奏した曲、ボーカルの歌声が、なぜか耳に残った。
一度も聴いたことのない曲だった。
しかし、隣の友人に「おい、これ、誰のなんて歌?」と尋ねることもなかった。
それから何日か過ぎた、確か、日曜日のお昼前。
外出先から寮に戻り、3階にある自分の部屋まで階段を上がっていると、どこからともなく、音楽が聴こえてくる。
私の隣の隣の部屋からだった。
「どっかで聴いたことあるなぁ。…ん?…そうや!…あの時の曲や!」
音がする部屋の前まで行くと、ドアが開いたままで、違うクラス、確か、機械工学科の、名前も思い出せない、そんなに会話もしていない、とにかく、同い年の奴が、寝そべっていた。
そいつのすぐ傍にあるラジカセから、その曲が流れていた。
「おい!それ、誰?」
「ん?これ?…佐野元春」
その曲が『ガラスのジェネレーション』だった。
↓
とまあ、こういう風に、佐野元春さんの歌と出会いました。
それ以来、何度もライブに行きました。
今でも、ずっと聴いています。
では、コロナに負けずに銀ぎん!^^
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