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[1211] 今日も銀ぎん!/2008.12.11(木) 21:01

 『奈良県三宅町で銀ぎん!』 2008年12月11日(木)

昨日も今日も暖かかったですね〜^^
マフラーをせずに過ごしました。

今日は、奈良県の三宅町に行って、落語と講演をしてきました。

最近、こういうスタイルでいろんな所に呼んで頂いてます。
最初に着物で高座に上がり、落語をして、少し休憩を挟んで、
普段着に着替えて講演。
トータルで90分くらいですね。
講演といってもカタイ話ではなく、僕の生い立ちから話し、
韓国語との出会い、韓国語落語をやることになったきっかけなど。
その中で大きな柱は「自分を好きになって、周りも好きになろう」。

三宅町のホールはとてもキレイです。
キャパも400で手頃。

平日の昼間ということもあってか、残念ながら半分くらいの入り。
でも、皆さん熱心に聴いて下さって、いい感じでした^^
MBSラジオ「こんちわコンちゃん」のリスナーさんが多かったので、
やりやすかったです。

講演の最後に、こんな話をしたんです。

「嫌なことが多い世の中ですが、毎日を新鮮に暮らしましょうよ。
元旦の『初日の出』を見ると、今年も頑張ろうとか思い、
新鮮な気持ちになりますよね。
確かに『初日の出』は特別なものですが、太陽は毎日同じです。
それなら、毎日の太陽を『初日の出』と同じように見て、
毎朝、毎日、新鮮な気持ちになればいいじゃないですか。
新鮮な気持ちがなければ、
『鳩がなんか落として行ったなぁ』『フ〜ン』なんて小噺できません。
僕はいつも新鮮に感じてやってます」

終演後、ホールの外で70歳代半ばのお父さんに会いました。
僕の話を聴いて下さったんです。
自転車で帰られる途中でした。
そのお父さんが、
「今日はアンタみたいな若い人の話を聴いて、勉強になった」
と言って下さったんです。
なんか、嬉しかったなぁ。

僕らは「喋る」のが仕事です。
ですから、「聴いて」頂かないことには何にもならない。
「ちゃんと聴いてもらえる」って、幸せなことですね。

時々あるんです、「聴いてくれない」ことが。
まあ、聴きたくないのに無理やり集めさせられてる場合とか、
いろんなケースがありますからね。
特に、学校とかだと^^
でもね、学校でも、「ちゃんと聴く学校」と「そうでない学校」と、
二つに分かれるんですね。

なんなんでしょうね、この違いは。
僕の経験上、「ちゃんと聴く学校」は挨拶がきちんとしています。
僕が校内に入り廊下を歩いていると、すれ違う生徒たちから先に、
ハキハキした声で「こんんちは」と挨拶をする。
彼らは普段から、校内で会った知らない人にでも、
自分たちから挨拶をしているのです。

「そうでない学校」は、挨拶の面においても、やはり、
「そうでない」んです^^

いろんな所へ行き、時には嫌な気分になることもありますが、
今日の三宅町や、先月行った大阪府S市のK中学校など、
「来てヨカッタなぁ」と思える場所や出会いもあります。

「気持ちのいいこと」だけ覚えて、「嫌なこと」は忘れる。
そして、「新鮮」になる。
これしかないっ!^^

では、明日も銀ぎん!^^