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[714] 今日も銀ぎん!/2008.03.03(月) 10:01

 『日本語の先生で銀ぎん!』 2008年3月3日(月)

今月に入ってポカポカして、やっと春を感じてます。
3月ですからね。

昨日は午前中、新宿の小田急百貨店へ行き、
便座カバーを買いました。
ピンクのやつ。
生まれて初めてですよ、便座カバーなんか買ったの。

それから、コンビニで「東京23区推奨ゴミ収集袋」もゲット。
ゴミは、これに入れて出さないとダメなんですね。
早速、今朝、可燃ゴミを出してきました^^

昨日のお稽古も本読みだけでした。
初日は、日本チームと韓国チームが分かれて座ってたんですが、
「お芝居の中で関係が深い者同士、近くに座ろう」と、
席替えをしました。

「焼肉ドラゴン」というお店の家族がいてまして、
そこの両親と三女は韓国人俳優、そして、
長女と次女と長男が日本人俳優なんです。

で、三人の娘にそれぞれ男がくっつくわけなんですが、
僕は「長谷川」という日本人の役で、奥さんがいるのに、
三女・美花と恋仲になるという、悪い奴なんです^^
ですから、美花役の朱仁英(チュ・イニョン)さんの左横に。
奥さん役の水野あやさんとは、遠く離れました^^

このお芝居、韓国人俳優たちは大変です。
なぜなら、日本語のセリフがたくさんあるからなんです。
それも、関西弁で。

五人のうち、少し話せる人がいますが、標準語です。
日本人でも難しい関西弁を韓国人がマスターするんです。

初日の本読みでは、日本語のセリフも韓国語でやってました。
「これはかなり時間がかかるやろなぁ」と思いました。
ところが、昨日はもう日本語でやってるんです。
そりゃまあ、まだまだ、たどたどしいですよ。

ビックリして、隣のイニョンさんに「なんで!?」って聞いたんです。
すると、初日の稽古終了後、韓国チームだけ居残って、
台本に書いてある日本語のセリフ部分に、
ハングル文字でルビをつけたとのこと。

我々が、英語や韓国語など日本語以外の文章に、
カタカナやひらがなでルビをつけるのと同じですね。
でも、それですぐに読めるんですね〜。

イニョンさんの日本語に何カ所かおかしなところがあったので、
台本を見せてもらったら、ハングル文字が違ってたので、
僕が直してあげました。
それから、イントネーションも。
なんて優しいやつなんでしょう!^^

日本人俳優も関西弁がわからなくて、僕に尋ねてきます。
役者の中で関西人は僕だけなんです。
方言指導の大原先生がいらっしゃるんですが、
お一人では大変です。
大原先生が僕に「銀瓶さん、手伝って下さいね^^」。
そんなわけで、僕も先生に。
楽しいなぁ〜^^

本読みをしながら、演出の梁正雄(ヤン・ジョンウン)さん、
鄭義信(チョン・ウィシン)と共にディスカッション。

「このシーンは、こんな気持ちでやってほしい」
「この場面、この人はこんな想いがあるのでは?」
とか、意見の交換です。

こうやって、少しずつ作っていくんですね。
まるで、積み木を積み上げるように。
でも、きっと、ある程度まで積み上げたら、
また崩したりするのかもしれません。

これは、落語をするうえにおいて、とても参考になります。

お芝居は、それを大勢でやるんですね。
同じ釜の飯を食いながら。
だからこそ、終わった時の感動があるのでしょう。

今からホントに楽しみです。
そのためにも、今のうちに悩んだり、苦しんだりしておこう!

今日は、お稽古が休みなんです。
久々にジムで筋トレして体をいじめます。
ティップネスを梅田店から新宿店に移籍したんです。
いい汗かいて、リフレッシュ!^^

では、今日も銀ぎん!^^